化粧

日本に来た外国の学生達に話を聞くと、彼らが日本に来ておどろく物のひとつに日本人女性の「化粧」があるそうだ。

先日、校内のスピーチコンテストの原稿を書かせたらそれについて書いた学生がおり、内容に私も共感したのでちょっと紹介する。

彼曰く、「日本の女性は仮面をかぶっている」そうである。

ちょっと身だしなみ程度の化粧ならともかく、とくに若い人の中には本当の顔じゃなくなっている人までいて、彼は「お化けみたいだ」と言っている。

(彼の頭の中には、いつか流行っていたガングロ、ヤマンバスタイルがいまだにあるようだが・・・・)

日本人は、自分の個性を前面に出すことをおそれて、仮面をかぶることで別の自分になれると思っているそうである。つまり、自信を出すために化粧をしている。

日本にきて間もないのに非常に鋭いな、と思うとともに、つたない日本語でそこまで表現した彼に拍手を送りたい気持ちになった。

化粧に限らず、服装や髪型が人格に与える影響は大きい。私自身、仕事でスーツを着ているときと休日にジーンズをはいているときとでは歩き方が違う。

若い頃、まだ新人で小学校に赴任してもなんか迫力が出ず、子供を叱ってもなめられそうになったときに、わざとジャージで通って自分に元気を与えたりとか、趣味でしていたバレーボールの練習の時はチームを盛り上げるためにわざと超派手なTシャツやトレーナーを着たりしていた。

そう考えると、私も、「見た目」と「自信」には密接な関係があることは間違いないと思うし、それで化粧をする人たちの心理も理解できないではない。

でも、彼のいうガングロちゃん達はそれだけではないだろう。その化粧をすることが、仲間であるという意思表示にもなっている。二人で出かけるときに、「明日は絶対あのメイクしていこうね~」なんて約束して、片方が裏切るなんて言うことはありえない。

しかし、同じ化粧をしているから友だちなのか。友だちだから同じ化粧をするのか。「友だち」である条件に見た目が入るのはやっぱりどこかおかしい気がする。

「自信」ということで言えば、病気や手術で顔の形が変わってしまった人や、容姿に自信がなくて悩んでいる人をメイクの力で美しくする、というのも彼はTVで見て知っていた。

そういう化粧の使い方はもちろんすばらしいし、認めた上で、やっぱり、日本の女性は化粧しすぎじゃないの?化粧をした自分じゃなく、本来の自分にもっと自信をもってもいいんじゃないの?と言っている。

日本人社会の中では常識的な範囲の化粧をしているつもりでいるけれども、外国人相手の仕事をしていて、彼らがどんな目で自分たちを見ているかをあまり気にしていなかった。

本来はそろそろあちこち隠したい年齢なのだが、あまり厚くならないように気をつけている。

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石鹸をつかおう!

私は髪を石鹸で洗っている。正確にいえば、「石鹸シャンプー」だ。四角い石鹸をごしごし頭に押し当てているわけではない。

随分前になるが、「髪は石鹸で洗いなさい」をいう本を読んだ。

そこには、まず、人間の皮膚の働きについて書いてあった。人間の皮膚の働きは、なによりも体の中の組織と外部を隔ててそれを保護するものであるということがかかれていた。

そして、界面活性剤などの合成石鹸成分はそれを壊して肌に入り込んでしまうそうで、肌が傷むのは当たり前だと言うことだった。

それを読むきっかけは、やはり何をしても私の肌は大丈夫だと過信していた10代を過ぎ、どうやら肌の曲がり角にきたぞ、と自覚した頃だった。

いろいろ化粧品を変えたりしたが肌がひりひりして、今までは若さで何とかなっていただけで、実は敏感肌なのではないか、とも思っていた。

そしてそれは読めば納得の内容だった。実は髪もその肌と同じような作りであることから、

髪は石鹸であらうように、という話だった。

ちなみに私たちが「石鹸、石鹸」と呼んでいる物はここでは石鹸、とはいわない。パッケージをみるとわかるように、主成分が「エデト酸塩」になっているはずだ。これは合成石鹸であり、純石鹸とは区別する。

しかし、やっかいなのは、今までずっと合成シャンプーで髪を洗っていた人が石鹸シャンプーを使い出すと、ギシギシのゴワゴワになってしまうことだ。

私も髪が石鹸シャンプーになじむまで、かなりのあいだギシギシだった。

でもいまはちゃんとサラサラだ。

石鹸シャンプーを長年使っていた髪は、キューティクルが見事にそろっているそうだ。

私も自分のキューティクルなど見たこともないが、最近はかなりそろっているのではないかと思えるようになった。

石鹸シャンプーは目に入るとしみるので、娘には使わせていないが、娘も嫌がらずにシャンプーをするようになったら石鹸シャンプーにするつもりだ。

自分の為にも環境の為にも、石鹸シャンプーに挑戦する価値はすごくあると思う。

今は意識が高くなった人が増えているせいか、石鹸シャンプーなども前よりずっと手に入りやすくなった。

種類も色々あるので、自分の髪にあった物を選ぶことができる。

しかし、本当は一番石鹸にするべきなのは歯磨き粉だ。

合成石鹸の有害物質は、皮膚を通って体内に入り込んでくる。

それが口の中、つまり、粘膜ならなおさらだ。

また、日々の食器洗いの洗剤も石鹸にしたいのだが、一度使ったらけっこうヌルヌルして何度か皿を割ったので、今は使っていない。

でもなるべく界面活性剤の含有量が少ない物を選んでいる。

石鹸は自然に帰る。

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