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目を見よう

 最近、子ども達と目が合わない。放課後クラスの子どもの下校指導をした帰り、帰宅する子ども達の流れに逆行して「さよなら」「さよなら」と声をかけても、返事をしてくれない子どもも多い。私も教師といえども人間なので、声をかけてもかけてもずっと返事が返ってこないと気分が沈んでしまう。あまりに疲れているときなどは、さらにぐったり疲れてしまう気がして、子どもが通らない道をわざわざ選んで学校まで帰るときもある。

 子ども達が意地悪で無視しているわけではない。様子を見ていると、声をかけられたときにこちらを見ない子どもが多いのだ。当然、きこえているけれども、そっちを見る習慣がないため「あれ?なんか声かけられたな。僕にいってるのかな?」ということになる。確認する間もなくすれ違ってしまう、という繰り返しのようだ。

 子ども達は全体的に誰かが話していてもそちらに顔を向けるということができていない。これは学校というよりは家庭生活の変化だと思うのだ。

 我が家も含めてリビングの主役はもはや人ではなく、テレビになっている。家族が集っていても、顔はテレビに向けたまま、互いの顔を見ずに会話をしている。テレビを見ていないときでも、お母さんは忙しくて台所に立ったまま、お父さんもパソコンの前に座ったまま、子どもの話を子どもの顔を見ずに聞いていることが多いのではないだろうか。

 私は急に自分の子が心配になって、食事の時にテレビを消した。仕事をしながらではなく、ちょっと手をとめて話を聞くように心がけている。とはいえ忙しい中、なかなか子どもの話に全部つきあうわけにいかないこともある。テレビか何かで見たのだが、子どもが「ねえ、ねえ」、と話をきりだした時にちょっと手を止めて、子どもの話に関心を持っている、ということを態度で伝えれば、その後は仕事をしながら返事をしても大丈夫だそうだ。私はそんなやりかたでやっている。

 学校では、定期的にあいさつ運動をおこなっている。挨拶はかたちではない。本当に心がこもったとき、自然に相手の方に目が向けられるものだと思う。まだまだ挨拶を気持ちよくできる子は少ないけれども、私もあきらめず、元気な日には子ども達に挨拶をしながら学校へ帰るようにしよう。

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